テーブルの作成や削除そしてデータの作成や削除も、SQLで実行できます。
1 テーブルを作成する
テーブルの作成について学びます。
新しいデータの組み合わせでによるテーブルを利用したい場合など、SQL でテーブルを作る方法を学んでおくことで対応することができます。
テーブルを作成する SQLはCREATE TABLE文です。
書式/コード
書式は下記になります
CREATE TABLE テーブル名(
列名 データ型,
列名 データ型, …
)
CREATE TABLE の後にテーブル名を指定します。
半角スペースを入れて、続く()カッコの中で、テーブルで作りたい別の名前とその列のデータ型を指定します。
カンマで区切ることで、複数の列を指定することができます。
SQL は下記になります。
CREATE TABLE purchase (
purchase_date TEXT,
name TEXT,
quantity INTEGER
)
- テーブル名としてpurchase、購入するという意味
- 続いて、()カッコのなかで、purchase_date、データ型がTEXT
- 2つ目はname、これもTEXT型
- 3つ目の列は quantity、型はINTEGER 整数
結果として作成されたテーブルは下記にのようになります。
purchase
purchase_date | name | quantity |
---|---|---|
テーブルができました、まだデータは入っていません!
ポイント
CREATE TABLE 文の中の()カッコの中で列名とデータ型を指定する点がポイントです。
これら列を正しく指定することで、必要なデータを持つテーブルを自由に作成することができます。
2 テーブルにデータを追加する
テーブルにデータを追加する SQL を説明します。
テーブルにデータを追加する SQL を学ぶことで、例えば必要なデータが今利用しているテーブルの中にない場合、自由にデータを追加してテーブルを利用することができます。
書式/コード
テーブルにデータを追加する SQL の書式は下記になります。
INSERT INTO テーブル名
(列名1, 列名2,...)
VALUES
(値1, 値2,...)
INSERT INTO の後にテーブル名を指定し 、その後に列名を指定します。
それに続いてVALUES句 の()カッコの中に追加したい 具体的なデータの値を入れます
指定した列の順に、データの値を入れるようにします。
SQL は下記になります。
INSERT INTO
purchase (purchase_date, name, quantity)
VALUES
('2021/05/04', 'マスク', 20),
('2021/05/04', '石けん', 2),
('2021/05/04', 'アルコール液', 2)
- INSERT INTO の後に先程作ったpurchaseを指定します
- 列名も同様に指定します
- 次のVALUES句の中で 、具体的にテーブルに追加したいデータを、カンマで区切りながら指定します
きちんとデータが追加されたのか確認してみましょう。
SELECT文でpurchaseテーブルの内容を確認してみます。
SELECT * FROM purchase ;
結果は下記になります。
purchase_date | name | quantity |
---|---|---|
2021/05/04 | マスク | 20 |
2021/05/04 | 石けん | 2 |
2021/05/04 | アルコール液 | 2 |
ポイント
VALUES句の中で列の並びの通りに、データをカンマで区切って入れる点がポイントです。
また、テキストデータに関しては'(クォーテーション)で囲むことを忘れないようにしましょう。
3 テーブルからデータを削除する
テーブルからデータを削除する SQL を説明します。
テーブルからデータを削除する SQL を学ぶことで、
例えば更新したいデータを一旦削除して追加することで更新することができます。
書式/コード
テーブルからデータを削除するSQL の書式は下記になります。
DELETE FROM
テーブル名
WHERE
条件
DELETE FROM の後にテーブル名を指定します。
それに続いてWHERE句の後に、条件を指定します。
ここでどういった行を削除したいのかを記述します。
データ削除する SQL は下記になります。
DELETE FROM
purchase
WHERE
name = 'マスク'
purchaseテーブルから、条件としてname列がマスクとなっている行を削除する SQL になります
結果は下記になります。
purchase_date | name | quantity |
---|---|---|
2021/05/04 | 石けん | 2 |
2021/05/04 | アルコール液 | 2 |
ポイント
DELETE FROM文の中のWHERE句の中で削除したい行の条件を指定するところです。
SERECT句の場合のようにWHERE句で絞り込みをしましょう。
4 テーブルを削除する
このレクチャーではデータベースからテーブルを削除する SQL を説明します。
データベースに不要なテーブルがあって、データ容量を圧迫している場合などテーブル削除をすることで整理ができます。
書式/コード
データベースからテーブルを削除するSQL の書式は下記になります。
DROP TABLE テーブル名
DROP TABLEの後にテーブル名を指定します。
ドロップテーブルでpurchaseテーブルを削除するSQLは下記になります。
DROP TABLE purchase
以上、テーブル作成や削除/データ追加方法でした!